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2012/03/04 Sun

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多摩美術大学・武蔵野美術大学 修了制作上映会 2012

多摩美術大学・武蔵野美術大学修了制作上映会に行ってきた。
Twitterでフォロワーさんがつぶやいていたのがきっかけで知った。ぬQさんという知り合いの人の作品もあるので興味はあった。
行きたいなと思いつつ、誰を誘おうかなと思っていて浮かんだのが、そのぬQさんに、言動や感性が似ている人だった。

その人とはいろいろ話してみたいこともあったので誘ったら、「行きたいより行かなきゃでしょ…!」と言われ、予定を空けてもらい行けることになった。

4日当日、上映会上の銀座アップルストアで待ち合わせ。
二人で中に入り、奥のエレベーターへ。
なんか上に行くためのボタンがないと迷っていたらちょうど降りてきたのでエレベーターに入った。
すると、3階を押そうにもボタンがないっ。
なにこれ。

と、アップルの洗礼を受け、3階の会場へ。

二人で話すのは初めてだったけど、他の人がいるときとほとんど変わらなかった。
そういえば私の名字を知らないということを言ってきたけど、伝える必要もないよねって言って笑って教えなかった。

18時過ぎ、上映会が始まった。

みんな個性がぶっ飛んでいた。
すごい奇妙な映像の作品の最後、作者の名前が出たのだが、「萌」という名前だった。
これが、ギャップ萌えというやつか。

全体的に奇妙なものが多かった気がするけど、ほっこりするものや、笑顔になるようなものや、考えさせられるようなものもあった。

その中でも特に私が気に入ったのが、『臓器大学』というヤン・シュヴァンクマイエルを彷彿させるようなものと、顔がにやける妄想ワールド『ニュ~東京音頭』。

臓器大学
http://www.youtube.com/watch?v=MYGTh1bHYac
サイト
http://hihounoyakata.web.fc2.com/

ニュ~東京音頭/NEW TOKYO ONDO
http://www.youtube.com/watch?v=q3RsvTjJZjk
サイト
http://homepage3.nifty.com/nuQ/

上映会は1時間ほどで終わり、最後に作者が挨拶をして終了した。
初め、どの人がぬQさんかわからなくて、まさか違うだろって思ってた人がその人だった。

そして、一緒に来た人と、あれがよかった、これがよかったと話した。

ぬQさんは(本人が)高校のころから知っていて、当時からもの凄いハイセンスなイラストを描いていた。
私は上映会の作品の中で一番良いと思えたし、一緒に来てくれた人も同じものを良いと言ってもらえて、誘って本当に良かったと思った。

ふたりでアップルストアのトイレのハイテク具合の妄想に花を咲かせつつ、帰り際、ぬQさんに話しかけた。
「雅彦です。覚えてますか?」
と声をかけると、覚えていてくれた。
というか、予約するときに「雅彦」で予約をしていたので、それで私かもしれないと思い出してくれていたらしい。

ぬQさんの、以前に会ったのは約6年前のGW。その時のイメージと全然違っていて驚いた。

妄想が形になったというようなことを言っていた。
妄想系女子が具現化系能力を身につけると凄いことが起きそう。
作品のことや、制作の裏事情や、仕事のことや、たまごの薄さなどを話した。

なんかこう、作品を通して、私と一緒に行った人とぬQさんとが、お互い点で存在していた心がつながったかのようだった。デジタルがアナログに帰還する感じ。

一緒に行った人とぬQさんが話していていると、会話があまりにぶっとんでいたのか、ぬQさんが私に「翻訳してください」と迫ってきた。

美人に挟まれにやにやした私の写真を撮ってもらったあと、ぬQさんとお別れをし、Android端末を出してしまって視線が痛かったアップルストアをあとにし、そのあとご飯にいって、芸術のことや将来のことや今のことや近い未来のことやエビぞりなんかの話をした。あと、どうにもこうにもこの人は美丘を思い出してしまっていけない。

そんなこんなで、一緒に来てくれた人は、私の名字も結局知らないまま帰っていった。